#1316 RALPH MCTELL 《MY SIDE OF YOUR WINDOW》 69年英国
My Side of Your Window
(2008/01/01)
Ralph McTell
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- Michael In The Garden
- Clown
- Girl On A Bicycle (McTell/Peterson)
- Father Forgive Them
- All Things Change
- I’ve Thought About It
- Factory Girl
- Blues In More Than 12 Bars
- Kew Gardens
- Wait Until The Snow
- Silver Birch And Weeping Willow
- Summer Come Along
- Michael In The Garden (Revisited version)
- Clown (Revisited version)
- Factory Girl (Revisited version)
3以外はすべて本人作
Ralph McTell(1944.12.3-) vo, a-g, harmonica, p Phil Greenburg lead-g (6) Gary Peterson a-g, p (3), organ (6) Clive Palmer(1943.5.13-) banjo, fiddle (8) Bruce Barthol(1947.11.11-) b (1, 3, 6) Brian “Brock” Brocklehurst(1930.8.16- 2010.10.25・80) b (2, 7, 9) John Marshall(1941.8.28-) ds (6) | Mick Bennett per (8) Neil flute (1, 7) Folk Weavers vo-accompaniment (9) produced by Ralph McTell, except tracks 3, 12, produced by Gus Dudgeon(1942.9.30- 2002.7.21・59) engineers Tom Allom & Adrian at Regent Sound musical direction Brian Gascoigne string arrangements Tony Visconti(1944.4.24-) vocal arrangement on track 9 by Brian Brittain artwork by Rainbow |
前回C.O.B.を紹介した時に「ラルフ・マクテルがプロデューサーだからって真っ当なフォーク・ロック云々」と書きました。せっかく名前が出たことだし、今回はそのマクテルさんを出すことにします。
レーベルもフォークの名門トランスアトランティックだぜ。
43年前の今月(あと数時間で終わるけど)にリリースされた3作目。メロディメーカーではその月の最優秀アルバム賞を受賞しています。
C.O.B.のクライヴ・パーマー&ミック・ベネットとはマブダチだそうですが、フォーマリー・ファット・ハリーの面々がいたりソフト・マシーンやニュークリアスなんかで著名なジャズ・ロック・ドラマーがいたり姓がやけに格好良い人がいたり、逆に姓が不明の人がいたりと参加者はなかなかに癖者揃い。
「なんだよー7の“ファクトリー・ガール”ってトラッドの“ファクトリー・ガール”じゃないのかよー」と文句を垂れる頓珍漢は私ぐらいのものだと思うけど、いざ聴いたらそんな意味不明な怒りは消失しましたね。
3で共作している以外は全部本人作なんだけど、本人の、と言うよりは英国フォーク界の名曲10選に余裕で選ばれちゃいそうな“ストリーツ・オブ・ロンドン”(収録先はこちら)の大ヒットでもわかるように、この人は本当にいい曲を書くのです。
ほっこりフォーキーもちょっぴりアンニュイなものも、カントリー調も。
楽曲のバラエティは豊富なくせして散漫な印象にはまるでなってない。それを考慮すると、初の自己プロデュースが本作ってのは驚きです。まとめ力ありすぎです。
あと9も彼の代名詞的有名曲だよね。落ち着いたコーラス(男女います)が瑞々しいよ。
まあ個人的にはトニー・ヴィスコンティによるオーケストレーションが神すぎる5の方が好きなんだけどね!
2007年のCD再発に際し、シングル(12)と70年にリリースされたリミックスコンピ「REVISITED」からの3曲(13-15)を追加収録。